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薪ができるまで



ここではエコロジアの薪がどのようなものなのか、どのようにして作られるかを薪を提供して下さっている富山県西部森林組合様で撮影させていただいた写真を元にご案内します!

1.伐採


間伐の風景

間伐とは、間引きや選定作業のことです。
森は長期的な目線でみると、畑のようなものです。よりよい材木を生産するために人工的に淘汰を行い、成長の促進を図る作業です。
施工前の森の図
【施工前の森の図】
まずは鉈(ナタ)一本を持って山に入っていきます。
雑木は鉈を使い切り開きます。
山を歩くことによって、木を見て地肌を見て、作業の順序を考えます。
尾根、谷を見て材木の搬出経路を考えます。

下見、搬出経路が決まったら、施業開始です。
まずは、選木です。
どの木を伐るかを考えるのですが、まずは材木にならない曲がった木、折れてしまった木、腐った木を優先的に伐ります。その後、優勢すぎる木、劣勢な木を選びます。
間伐作業は、森林の平均化作業なのです。
選木が終わったら、いざ伐採作業に入ります。
作業の工程を考えて木をどちらの方向に倒すかを考えます。木は一本一本性格が違うので、倒れる方向・倒せる方向・必要なら道具の準備をしてチェーンソーのエンジンをかけます。

安全の確認、退路の確認をしたら、受け口をいれます。
受け口とは、木の倒れる方向に向かって三角形に入れる切込みのことです。
受け口を掘り終わったら、必ず伐倒方向の確認をします。これを間違うと予定していた場所と違うところに倒れることもあり、危険を伴うので必ず行います。
確認が終了したら、追い口をいれます。
追い口とは、木を倒すために入れる、一太刀です。
受け口の少し上に水平になるように歯を入れます。

追い口の入れ具合で、木が徐々に倒れ始めます。
事前に予定していた退路をとり、安全に対比します。
木は予測不能な動きをする可能性もあるので、過信せず予定より多めにとることが必要です。
受け口を入れ始める
【受け口を入れ始める】
伐倒した木はそのままでは出荷できないので、玉切り作業を行います。
玉切りとは採寸した長さに材木を伐る作業です。
材木の価値を考えて、適寸を考えることが必要です。

いずれの作業も、必ず安全を確保し、山の上側からの作業を心がけます。
木や材木や落下物は上から下に落ちるからなのですが、忘れがちになるので注意します。
玉切りを始める
【玉切りを始める】
伐倒す作業が終わり、玉切り作業も終わると、次は出荷作業に入ります。
使う道具はトビです。
トビは鉤爪のような物がついた道具で、材木に引っ掛けて、山を滑り落とすのに使います。
梃子の力を使い滑らせる 動き始めたら安全な場所へ退避
【梃子の力を使い滑らせる】 【動き始めたら安全な場所へ退避】
想像以上に滑り落ちる可能性があるので、必ず材木の行く先を確認して、必要ならば声をかけてすべり落とします。
間伐作業は以上の繰り返しです。徐々に切る方向や隙間が空いてくるので、効率の向上も考えられますが、あせらず、急がず安全を必ず確認することが大切です。

間伐からは少し外れる作業ではありますが、搬出という作業もあります。
搬出にはいくつかの方法がありますが、その中でも簡単なものは小型の車両を使用することです。ここで紹介するのはキャタピラートラックで、通称『キャタトラ』と呼ばれます。
付属のウインチで、木をひきつけ、荷台に載せます。
走破性も兼ね備え、ある程度の凹凸やぬかるみは走破します。
作業しやすい場所へ牽引
【作業しやすい場所へ牽引】
荷台への積み込み
【荷台への積み込み】
キャタトラに乗せて、作業道(幅2mほどの道)を走らせます。 幅2mならば軽トラックも走ることができるので、利便性もあります。
トラックは一路、市場を目指します。
キャタトラから4tトラックへ
【キャタトラから4tトラックへ】
(右の機械はグラップル)
植林されたときには、1ha約3000本植えられた材木。
徐々に徐々に間伐作業を経て、約100年で1haに300本ほどになります。
ここまで施行が進むと天は開け明るくなり、生えている木は大きく太くなります。
健全な森は多種多様な生物が生き、成長が進み森林の機能を発揮し、多くの恩恵を与えてくれます。

間伐とは間引き作業です。
その結果残るのは、人に優しく、地球にも優しい森林なのです。
樹齢約100年が経過した山の樹幹
【樹齢約100年が経過した山の樹幹】

整地

人工林を作る場合、最初の作業は整地作業です。
森林を一度まっさらな状態にする作業です。
山肌に落ちている枝や不要な木の断片、雑木を切り棚にするように集める作業です。
徐々に山の下から上に向かって登っていくように、して一定の間隔で棚を作りながら作業をします。
遠くの山でもしも、ヨコシマ模様が見えたら、そこは整地作業が済んだ山といえます。

植樹

人口の山の始まりは、人の手によって幼木を植樹するところから始まります。
木の幼木がどれほどの大きさか…想像できますか。
答えは、約50cmです。
長い年月で、20mにも成長する樹木も始まりは50cmほどの小さな幼木なのです。
驚くべきことです。

では、規則正しく植えられている人工林の林では、最初どれくらいの密度で植樹するのでしょうか。
答えは驚くことに1haに3000本です。
おおよそ1.7メートルで1本の感覚で植えられることになります。
傾斜がきついところではもっと狭かったりします。
植樹の手順はとても簡単です。
背中に幼木が入った袋を背負い、右手にはクワを持ち、足は足袋を履きます。
山の下側から徐々に登りながら植樹をします。
想定される場所にクワを振り下ろします。
少し大きめにクワで隙間を開け、そこに一本ずつ幼木を植えていきます。
幼木を植え、土を戻したら、足袋を履いた足で土を踏み固めます。
この作業を繰り返します。

下草刈り

下草刈りは畑作業で言う、草取りです。
山でも同じで、幼木の間は樹高も低く、ほかの雑草や雑木に成長で負けてしまいがちです。
そこを人間が手助けします。
道具は刈り払い機や草刈鎌です。
毎年の夏場にする作業ですが、雑草や雑木の成長は早いもので、すぐに幼木と同じ大きさになってしまいます。
作業する際はしっかりと確認し、幼木を傷つけないように作業します。
山の下側から登っていくように帯状に作業します。

雪起こし

この作業は雪の降る地域で必要になる作業です。
雪の重みで幼木が負けてしまい、折れたり変形したりしてしまうことを防ぎます。
作業内容は、幼木の横に木の棒をさし、幼木が成長の過程で邪魔にならない紐(麻紐)等で 直立するように補助をします。

食害対策

食害というのは、野生動物に幼木を食べられることを言います。
食害の対象としては、ウサギ、鹿等が有名です。
対策としては、植林地の周りを網でぐるりとめぐらせる方法があります。
もう一つ、タールを幼木に塗るということも対策になるようです。

枝打ち

整地から植林、下草刈りなどの作業を経てある程度成長した若木はビール瓶ほどの太さになりました。このあたりから徐々に枝打ちの作業を始めます。
枝打ちというのは、不要な枝、商品になった時に表面に出てしまう枝を切り落とす作業です。製品(製材された材木)で枝のあと(節)が出ると価値が下がり、弱点となってしまうこともあります。
作業の内容は枝を切り落とすのですが、注意する点があります。
夏場に行う際、切り口に水がたまってしまうことがあり、そこから樹木が腐ってしまうことがあるからです。
切り口はできる限りきれいに、できる限り幹と平行に…幹に近いところで…です。
使用する道具は、ノコギリ、ナタ、カーツカッター(枝打ち用動力付き小型丸ノコ) 枝打ち用梯子です。

作業道開設

間伐をするにあたり、必要となるのは搬出方法の選定です。
それぞれの山で最適な搬出方法を模索する必要がありますが、ここでは作業道を開設するための作業について書いてみたいと思います。
作業道は道幅2mほどの道路の事を指します。2mあると軽トラックの通行が可能です。それよりも上の企画は林道となります。林道は道幅がもっと広くて、4tトラックでも入っていける道を指します。
一般的な日本の軽トラックの登坂能力は20%と言われておりますので、10m進むにつれて2mの上昇までは可能になります。
作業道を開設するにあたり、生えている木は伐る必要があります。
山の斜面の勾配にも寄りますがおおよそ2倍4mほど伐る必要があると思われます。
実際に道の開設はショベルカー(バックホー)に依頼する必要があります。
作業道のメリットは、現場までのアクセス向上と、将来にわたって道が崩れない限り、利用できるところです。
デメリットは開設には木を伐る作業が必要で、ある程度の量の木を有無を言わせずに伐らないといけないところです。

綱張り

搬出方法の一種ですが、道が入れられない場合や木を伐らずに残したい場合、この方法を使います。簡単に説明すればロープウェイを張り、人ではなく材木を山から平地に下ろす方法です。
林業において一つだけ資格が必要な作業で、架線技師の資格が必要になります。
この方法のメリットは、道が入れられない急峻な山でも、柱になりうる木が二本あれば作業ができるところです。
デメリットは、作業には資格や申請や費用がかかるというところです。

2.貯木

伐採した木は運搬されて一時まとめて置かれます。
ここにはざっと3000トンはあるのだとか。圧巻です!


3.薪割り

木はそのままでは乾燥しないので薪に加工していきます。
ここには大型の薪割り機と少し小さな薪割り機の2つがあり、 それぞれ1日に10トンと2.5トン処理できるそうで、 今回は大型が稼働して次々に薪を捌いていました。
さすがにこの効率は人の手ではかないませんね。


4.乾燥

割った薪は半年から1年の間乾燥されます。
その光景はまさしく薪の壁!
これがずっと奥の方まで続いており、奥に行くほど乾燥が進んでいるとのことです。


準備中です。
いましばらくおまちください。

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