なぜ薪なの?
なぜ今薪が注目されはじめているのでしょうか。
疑問をお持ちの皆様にエコロジアがわかりやすくご説明いたします!
最近はこの言葉を聞かない日、見かけない日はないというほどにECOに対する取り組みが活発になっています。取り組みの内容や目的はいろいろあるとは思いますが、私たちにとって最も身近に感じられるのは地球温暖化対策ではないでしょうか。
地球温暖化は、単純な温度上昇もさることながら、海面上昇や異常気象など、私たちの生活を脅かしかねない問題です。
報道が過剰なのもあると思いますが、皆さんが気にされるのも無理のないことだと思います。
では、私たちはこの問題に対して何をすべきでしょうか。
いきなり地球規模の活動なんて到底できません。
これはみんなが協力して取り組むべきことです。
ですから私たちはまずできることから始めるべきではないでしょうか。
気の長い話かもしれませんが、一人ひとりが意識を持って行動すればわずかずつでも問題は改善されていくはずです。
エコロジアではそのような意思を持つ皆さんを応援します。
さぁECO活動を始めましょう!
地球温暖化の主な原因は『温室効果ガス』です。温室効果ガスはメタン、フロン、二酸化炭素などであり、これらが増えることで地表に熱がこもり、温暖化が起こります。
逆を言えば、これらを減らすことがECO活動の大きな目標と言えます。
問題となっている温室効果ガスですが、その中で最も影響が大きいとされるのが二酸化炭素です。
二酸化炭素は私たちの日常に深く馴染んでいて、家電製品から私たち自身まで、多くのものが排出しています。
そしてその中で特に問題視されているのが化石燃料の排出する二酸化炭素です。
化石燃料は一般的に利用されるエネルギーですが、単位あたりの排出量の多さもさることながら、消費そのものが多いために減らすことが急務となっています。
電気といった別エネルギーでも間接的には化石燃料に頼っています。
これに対し、近年は枯渇が懸念されることもあり、バイオマス燃料の採用など、頼らないための工夫が各分野で行われています。
| エネルギーの種類 | 単位 | 単位あたりの排出量 |
|---|---|---|
| ガソリン | ℓ | 2300g |
| 灯油 | ℓ | 2500g |
| 軽油 | ℓ | 2600g |
| LPガス | kg | 3000g |
| 都市ガス | ㎥ | 2100g |
| 電気 | kWh | 390g |
| 水道 | ㎥ | 360g |
環境省「家庭からの二酸化炭素排出量算定用 排出係数一覧」を元に作成
環境への影響が大きい化石燃料に代わる存在として、バイオマスエネルギーがあります。
バイオマスとは、エネルギーとして利用することができる生物由来の資源のことです。
具体的にはサトウキビやトウモロコシから生成されるエタノールや、動物の排泄物から作られる堆肥などがこれに該当します。
バイオマスの特徴は、元をたどれば太陽と植物に行き着くため、それらがある限りは枯渇する心配がないこと、 そしてカーボンニュートラルという特性から環境に優しいということです。
これは化石燃料にはない特徴ですから、近年はECO志向から大きく注目され、 2002年には政府が『バイオマス・ニッポン総合戦略』を閣議決定して利用を推進するなど、 代替のエネルギーとして積極的に利用されるようになってきています。
バイオマスとは、エネルギーとして利用することができる生物由来の資源のことです。
具体的にはサトウキビやトウモロコシから生成されるエタノールや、動物の排泄物から作られる堆肥などがこれに該当します。
バイオマスの特徴は、元をたどれば太陽と植物に行き着くため、それらがある限りは枯渇する心配がないこと、 そしてカーボンニュートラルという特性から環境に優しいということです。
これは化石燃料にはない特徴ですから、近年はECO志向から大きく注目され、 2002年には政府が『バイオマス・ニッポン総合戦略』を閣議決定して利用を推進するなど、 代替のエネルギーとして積極的に利用されるようになってきています。
バイオマスの特性、カーボンニュートラルとはどのようなものなのでしょうか。カーボンニュートラルとは、環境上の炭素影響において中立であることを言います。
これは次のようなサイクルで説明されます。
(1) 樹木は光合成により、大気中の二酸化炭素を吸収、蓄えている。
(2) 1を伐採し、薪や建材、紙などといった形に加工・利用する。
(この段階ではまだ内部に炭素を持ち続ける。)
それらはその後役目を終えると焼却などの方法によって処分される。
(3) 2で加工品が処分されると、大気中には二酸化炭素が排出される。
しかしこれは樹木が1の過程で取り込んだものなので環境上に返しただけである。よって環境への影響はないことになる。
また、大気中に放出された二酸化炭素は、新たに植えられた樹木が1で吸収する。
これはつまり、この特性を持つエネルギーが排出する二酸化炭素の量は“限りなく”ゼロ※であり、 どのエネルギーよりも環境に優しいということになります。
※しかし残念ながら、加工や輸送といった工程で他のエネルギーの力を借りてしまうと完全なカーボンニュートラルは成り立たず、 またその実現は困難なのが現状です。(なのでここでは“限りなく”とあえて表現しました。)
ですがバイオマスがさらに普及していけばそれが実現される日も近いでしょう。
薪がなぜ注目されているのでしょう。一番に考えられる理由としては化石燃料の価格が不安定なことが挙げられます。
しかしながら化石燃料も新エネルギー『メタンハイドレート』の研究が進むなど、様々な工夫が行われています。
これだけでそれほど注目されるとは考えづらいものです。
では他にどのような理由があるのでしょうか。
薪の魅力を挙げるとすれば暖かみです。
私たちは焚き火にしかり、燃える炎にぬくもりを感じます。
それはかつては人と共にあったものですから当然と言え、言いすぎかもしれませんが本能とも言えます。
薪はそれを与えてくれる数少ないエネルギーです。
そして最大の理由はここまでの流れにあった環境への配慮でしょう。
薪は木から作り出されるバイオマスエネルギーです。
自然から作り出され、自然に還っていく、自然に優しいエネルギーです。
これが今のECO社会に注目され、利用されているのは容易に想像できることです。
冒頭の話になりますが、私たちはできることから始める必要があります。
最近はエコカーなどがよく話題に上りますが、冬の暖房も相当なエネルギーを消費しています。
薪はこれをECOに変える力があります。
残念ながら薪は手間も取れば場所も取ります。
お手軽なエアコンやファンヒーターのようには使えません。
ですがそれに見合った魅力があり、そして力があるのです。
薪は家庭でもできる、身近なECO活動なのです。
樹木は二酸化炭素を吸収します。
なら、バイオマスだからといって樹木を切ってエネルギーに替えてしまうよりは、そのままにしておいた方が環境にとって良いのではと思われる方もおられるのではないかと思います。
しかし、意外にもそうではありません。
実のところ樹木は、樹種によって違いこそありますが、 年をとるにつれて吸収する二酸化炭素の量が少なくなっていくことが分かっています。(ただし蓄えた炭素は保持しています。)
そのため、ずっと同じ木を植えたままにしているよりは、 ある程度年をとった段階で新しい木に植え替え、それを成長させた方が二酸化炭素を効率的に吸収することができ、かえって環境に優しいのです。
ですから、当然みだりに木を伐採をすることはいけないことですが、木を切ること自体は決して間違いではないのです。
なら、バイオマスだからといって樹木を切ってエネルギーに替えてしまうよりは、そのままにしておいた方が環境にとって良いのではと思われる方もおられるのではないかと思います。
しかし、意外にもそうではありません。
実のところ樹木は、樹種によって違いこそありますが、 年をとるにつれて吸収する二酸化炭素の量が少なくなっていくことが分かっています。(ただし蓄えた炭素は保持しています。)
そのため、ずっと同じ木を植えたままにしているよりは、 ある程度年をとった段階で新しい木に植え替え、それを成長させた方が二酸化炭素を効率的に吸収することができ、かえって環境に優しいのです。
ですから、当然みだりに木を伐採をすることはいけないことですが、木を切ること自体は決して間違いではないのです。
林野庁「平成20年度森林・林業白書」を元に作成
※樹木は吸収を行うとともに自身のために排出も行っているため、実質大気中から吸収する量は水色の領域分になります。
※樹木は吸収を行うとともに自身のために排出も行っているため、実質大気中から吸収する量は水色の領域分になります。




















なぜ薪なのか