自然との共生
-自然の恵みをあなたのもとへ-
私たちの想い
「エコロジア(Ekologia)」という社名は、ポーランド語で「生態学」を意味します。この「生態学」という言葉は、ギリシャ語の「オイコス(家、環境)」と「ロゴス(学問)」に由来し、自然と私たちの関係――つまり、生物と環境の間にある相互作用を研究する学問です。生物は環境に影響を与え、環境もまた生物に影響を及ぼします。生態学の観点では自然を一つの有機的なまとまりとして捉え、すべての生物は単なる資源ではなく、互いに共存し合う大きな関係性の一部と見なしています。
時代が移り変わる中で、昔ながらの田園風景や生態系はさまざまな影響を受け、刻々と姿を変えています。例えば、農業や林業の縮小、耕作地の荒廃、そして私たちの生活様式の変化などがその一例です。私たち人間もまた生態系の一部であり、自然と調和して生きることが求められています。
私たち「エコロジア」は、農業と食材の分野から継続可能な未来を目指してまいります。自然の力を最大限に活用し、豊かな未来を次世代へ繋げていく。それが私たちの使命です。
地域と自然を繋ぐ農業
エコロジアは、天然由来の資材を用い、環境負荷の小さい農法で栽培された農作物や農業の受託事業を通じて、地域社会に貢献し、地域のみなさまとの長期的な信頼関係を築くことを目指してまいります。
エコロジアは、地域の皆さまに、安全で美味しい農作物をお届けし、自然の力を最大限に活かした農業を展開してまいります。
エコロジアの取り組み
エコロジアでは、以下のような取り組みを行っています。
そよかぜ農園の運営
「そよかぜ農園」は、エコロジアが運営する農園です。ここでは、アロマやハーブ、Neemなどの自然由来の天然資材を活用した病害虫対策を行い、環境負荷を抑えた自然に優しい農業を目指してまいります。私たちは、自然と調和しながら、安全で新鮮な農作物の生産・販売に取り組み、持続可能な農業の未来を模索しています。
農業の受託
農地(特に水田)は、手入れが行き届かないまま1年を超えて放置してしまうと、耕作地としての価値が失われてしまいます。エコロジアでは、農地を所有しているものの様々な理由(高齢化、遠隔地住まい、本業が多忙など)で農業に従事できない方々に代わり、その大切な農地を適切に管理し、継続した農業の維持を支えています。豊かな自然と共に、地域の農地を守りながら、未来へ向けた農業の形態を創り出すことを目指します。次世代へ農地を受け継ぎ、地域社会の活性化と環境保全に努めてまいります。
食品ロスの削減
エコロジアでは、自然を活用した循環型の農業に重点を置いています。その一環として食品ロスを減らすため、収穫物を冷凍保存や乾物化によって保存食に加工し、食材を無駄なく活用する取り組みを行っています。自然からの恵みを「戴き物」と考え、その恵みを受け継いでゆける未来を目指してまいります。
私たちエコロジアではこれらの活動を通じて、自然とのバランスを尊重し、循環する社会の構築を目指してまいります。
「自然にかえる」の理念
「自然にかえる」という理念は、エコロジアの活動の基本となる考え方です。
「かえる」という言葉には、さまざまな意味が込められています。自然に「還る(還元)」だけでなく、自然を取り戻すという意味も込められています。さらに、自然に「返す(返却)」、然るべき処(=自然)に「歸る(歸還)」などの意味も含まれます。「孵る(孵化)」ことで生命は循環し、「代える(交代)」「遡る(遡行)」ことで昔ながらの生活を振り返り、また、「変える(変化)」「替える(代替)」「換える(転換)」といった形で自然と共に変化し、適応するという意味も込められています。